この記事を書いた動機

ただの自分用のよく使う設定集としてのメモ。基本的にgnome標準で付いてくると思われるgsettingsコマンドを使う。

環境

細かいことは書かないけど一応

  • gnome
  • wayland
  • Xwayland
  • no X11
  • 4kなどの高解像度ディスプレイ

gnome の有効化(一応)

gnomeのディスプレイマネージャーを単にsystemdのサービスとして起動時に立ち上がってくれるように有効にするだけ。Windowsで言ったら、logonui.exeかみたいなやつに近い気がする。

systemctl enable gdm

トラックパッドの設定

物理ボタンではなく、タップしている領域で右クリックか判定しているトラックパッド用の設定。

gsettings set org.gnome.desktop.peripherals.touchpad click-method 'areas'

ウィンドウのボタン

最大化、ウィンドウモードとかのボタンなどのWindowsでは標準の機能がデフォルトで無効になっているので、有効にする。

gsettings set org.gnome.desktop.wm.preferences button-layout ":minimize,maximize,close"

スケーリングの設定

スケーリングとか、gnomeの実験的な機能として現在(2024年10月27日)組み込まれている機能を有効化する。よくバグる。

# 125% とかもっと細かいスケーリングを有効にできる。ある程度は実用できる段階に体感では感じるが、Xwaylandのアプリが思いっきりぼけてしまう。
gsettings set org.gnome.mutter experimental-features "['scale-monitor-framebuffer']"

# Xwayland で動くアプリがぼけないようにする、欲張り設定。中途半端な125%とかの設定と併用すると、変にウィンドウが特定の領域でしか反応しなくなるなど、バグが多い。
gsettings set org.gnome.mutter experimental-features "['scale-monitor-framebuffer','xwayland-native-scaling']"

ちなみに、Xwaylandの「xwayland-native-scaling」などは、以下のサイト(githubのmutterのリポジトリ)で設定値の存在を確認できる。 https://github.com/GNOME/mutter/blob/main/data/org.gnome.mutter.gschema.xml.in

例えば、こんな感じで書いてある。何か気になるのがあったら、仮想マシンかなんかで使う前に試してみるといいかもしれない。

<schemalist>

  <flags id="org.gnome.mutter.MetaExperimentalFeature">
    <value nick="scale-monitor-framebuffer" value="1"/>
    <value nick="kms-modifiers" value="2"/>
    <value nick="autoclose-xwayland" value="4"/>
    <value nick="variable-refresh-rate" value="8"/>
    <value nick="xwayland-native-scaling" value="16"/>
  </flags>

カーソルの大きさ

サイズの取得

gsettings get org.gnome.desktop.interface cursor-size

サイズの変更

gsettings set org.gnome.desktop.interface cursor-size 12

設定のリセット

gsettings list-schemas | xargs -n 1 gsettings reset-recursively

fcitx5

 日本語環境についても、いちいち調べるのはめんどくさいので、今日(2024/11/14)追記してみることにした。

yay

 今回は、いろんなソフトウェアをインストールするために、yay コマンドを使うので、インストールしておく。一応、インストールについては、yay コマンドのインストールに記録がある。二番煎じですが、、、

パッケージのインストール

 私は普段 fcitx5 を常用しているので、それらをインストール。

# 通常はこれだけ入れればうまく行くかも
yay -S fcitx5 fcitx5-mozc fcitx5-input-support fcitx5-configtool

# なんかうまく動かないと思ったらここらへんも確認してみるといいかも
yay -S fcitx5-qt fcitx5-gtk fcitx5-anthy

 ちなみに、私の環境だと、以下のパッケージを入れている。

yay -Qs fcitx5
local/fcitx5 5.1.11-1 (fcitx5-im)
    Next generation of fcitx
local/fcitx5-anthy 5.1.5-1
    Anthy Wrapper for Fcitx5
local/fcitx5-configtool 5.1.7-1 (fcitx5-im)
    Configuration Tool for Fcitx5
local/fcitx5-gtk 5.1.3-1 (fcitx5-im)
    Fcitx5 gtk im module and glib based dbus client library
local/fcitx5-input-support 2021.09-1
    Asian input support for fcitx5
local/fcitx5-mozc 2.26.4632.102.g4d2e3bd-2
    Fcitx5 Module of A Japanese Input Method for Chromium OS, Windows, Mac and Linux
    (the Open Source Edition of Google Japanese Input)
local/fcitx5-qt 5.1.8-1 (fcitx5-im)
    Fcitx5 Qt Library (Qt5 & Qt6 integrations)

環境変数の設定

 環境変数を設定して、Gnomeなどにfcitx5を認識させる。

sudo nvim /etc/environment

 私の場合は、環境変数をこのように設定している。

#
# This file is parsed by pam_env module
#
# Syntax: simple "KEY=VAL" pairs on separate lines
#
GTK_IM_MODULE=fcitx5
QT_IM_MODULE=fcitx5
XMODIFIERS=@im=fcitx5

 ちなみに “5"はなくてもいいらしいが、一応これで動いてるのでそのままにしている。

Gnome拡張機能のインストール

 Gnomeでは、ブラウザを経由して拡張機能を導入するという形になっているが、そのためのパッケージをインストールする必要がある。一応拡張機能をインストールして、Gnomeの拡張機能の配布場所へ飛び、なにかインストールしようとすれば、何が足りないと出てくるのでそれに従えばいいと思う。

 一応記録を残すならば、まずはブラウザとGnomeを仲介するパッケージを以下のようにしてインストールする必要がある。

yay -S gnome-browser-connector

 次に、ブラウザごとに多分固有だと思うが、chromeの場合はここの拡張機能を入れれば準備完了だと思われる。

 Gnomeを使っている場合は、Input Method Panelという拡張機能を使うように、言われるのでインストールする。なくても動くっぽいが、そのときはアプリ次第では、変換候補の表示位置がおかしいなどのバグが出る可能性が高くなる模様。

fcitx5の設定

 fcitx5-configtoolをインストールしていれば、こんな感じでアプリ一覧とかにそれがあると思うので、それを起動する。

デスクトップアイコン

 以下のようにして、Mozcを使うように、fcitx5を設定し、キーボードレイアウトも適宜合わせる。

GUIが起動した様子
GUIが起動した様子

 ここまでくれば、再起動すれば、だいたいの日本語入力とかができると思われる。よく、うまく行かないこともあるが、それはもうその都度調べてみるしかないと思う。

関連するページ

 ここには、適当にこのページと関係ありそうな話題の記事を適当にリストアップしておきます。

参考にしたサイト