内容

 経緯に対して内容は少ないので、まずは先に書きたいことから書くことにした。

やったこと

 通販サイトで売っている、TP4056使った回路を USB DP 給電に対応させたかった。具体的には、手元にあった6kΩ程度の抵抗を使って、CCピンとGNDを接続し、5V を USB-PD に対応した充電器から引き出そうとしただけ。

上からの画像 マーク付き

起こったこと

 ケーブル次第でうまく USB-PD に対応した充電器から 5V を引き出せないことが分かった。試したところ e-maker が入っていて、充電器と機器の CC ピンが直接接続されず、ケーブル内で特別な IC を経由する構造になっている場合、うまく USB-PD から 5V を引き出せないようである。

 逆に、CC ピンがケーブル内において、直接充電器と機器の間で接続するようになっている 65w まで対応の安価なケーブルの場合において、抵抗で CC ピンをGNDにプルダウンするだけで、5Vが引き出せることが分かった。

 この問題に関しては、専用の USB-PD のトリガーモジュールが別にあるので、5Vを引き出せる専用のモジュールを使えば、十分改善されると思われる。ただ、わざわざ USB-Type-C コネクタが最初からついていて、CC ピン自体もコネクタには実装されているにも関わらず、別のモジュールを使うのもなんだかもったいない気もした。 

この記事を作った経緯

 Amazon や Aliexpress とかで売っているようなリチウムイオン充電回路として、TP4056の IC を使ったものがあり、最近は Micro-USB ではなく、USB-Type-C コネクタがついているものが売られるようになった。

 しかし、少なくとも私が買った基板では、通常のフルサイズの USB-Type-A から USB-Type-C に変換するケーブルを使うなど、CC ピンによる USB PD 給電関連の交渉が必要ない場合は、通常どうり USB 充電器から 5V が供給されるが、USB-PD による交渉が必要な場合に動作しないというのがあった。

 基板をよく見てみると、USB PD に必要な CC ピン自体はコネクタからつながっており、基板上に配線もあったが、抵抗が実装されていないようであった。また実装されていない抵抗がもし実装されていたと仮定して、つながる先が、テスターで調べてみる限りGNDではなくVbusっぽくなぜそうしたのか意図がよくわからないということがあった。

 とにかく、USB-PD 給電を機能させたいと思い、適当に5.1kΩに近い抵抗を選んで、CC ピンへつながる配線を抵抗で挟んでGNDにつなげてみた。そしたら、最終的にケーブル次第で、うまく行く場合とうまく行かない場合があることが分かった。今回はそのことについて分かったことを記録を取りたいと思って記事を作った。

参考にしたサイトとか