Google Chrome のデフォルトブラウザポップアップの停止 (Windows)

この記事を作った動機 Windows機でもなんか鬱陶しかったので、設定するついでに記録するだけ。 やり方 レジストリを設定する。 stop.reg 以下は、Disable Google Chrome asking to be Default Browser in Windows 11 | Windows 11 Forumの引用 Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Google\Chrome] "DefaultBrowserSettingEnabled"=dword:00000000 最近気づいたこと(2025年5月18日) 今回のレジストリ設定をすると、「組織に管理されています」と出てくることが分かった。どうやらレジストリ経由で、Google Chrome ポリシー設定をすると、そういうことになる模様。まあ何かウイルスが入って、悪さしているとかではないので、特に問題はなさそうである。 気になるなら? この表示が嫌ならば、単にレジストリ設定を消せば、解決されると思われる。思いっきり “Chrome” と書かれたレジストリ設定を消せばいいと思われる。ただ、それだと今回の目標である、デフォルトブラウザを尋ねさせないという事は、両立できない。。。 というか結構小難しく考えていたが、案外ポリシー設定って単純なレジストリ設定でできることに、今回の出来事で気づいた。 気づきのきっかけ ちなみになんでこんなことに気づいたかといえば、設定画面に気色悪い「組織に管理されています」という表示が出ていることに気づいて、外し方を調べていた。 そしたら、Error: How To Fix-Google Chrome Your Browser is Managed By Your Organisation - YouTube の動画がヒットし、Download Chrome Policy Remover - HackerDoseの bat スクリプトを中身を読んでから、余計なことをしてなさそうだと実行したところ、気づいた。 どうもこのスクリプトは、動作の一部として、“HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Google\Chrome” あたりのキーも消してた。そこにあった設定は、今回設定した、デフォルトブラウザを尋ねない項目についても含む。そのツールを実行したことによってそのキーも消えて、「組織に管理されています」とは出てこなくなった代わりに「デフォルトブラウザにしてください」と広告は出てくるようになった。 そうして事態に気づいたわけで、一応なんか書いてないと見た人が不安になるかなと思って、適当に記録を残しておくことにした。 関係のありそうなページ Google Chrome がいちいちデフォルトブラウザにするようにと強引に広告出してくるのを止める 参考にしたサイトとか Disable Google Chrome asking to be Default Browser in Windows 11 | Windows 11 Forum https://www.elevenforum.com/t/disable-google-chrome-asking-to-be-default-browser-in-windows-11.27008/ (2025年5月13日) Error: How To Fix-Google Chrome Your Browser is Managed By Your Organisation - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=LX54VkBl17I (2025年5月18日) Download Chrome Policy Remover - HackerDose https://hackerdose.com/downloads/utility/chrome-policy-remover/ (2025年5月18日)

May 13, 2025

Visual Studio Code の Wayland の設定をする

この記事を作った動機 Wayland環境を使っていて、いちいち設定を見に行くのがめんどくさいので、ここにメモ書きとして乗せるだけ。「fcitx5 の日本語入力ができない問題を何とかする」ということに注目している。 ~/.config/code-flags.conf を以下のように編集 --enable-features=UseOzonePlatform --gtk-version=4 --enable-wayland-ime --wayland-text-input-version=3 # これは実験した跡 #--ozone-platform=x11 #--ozone-platform-hint=auto 必要なパッケージ 上記だけでは動かない場合、この記事でも書いている、fcitx5 関連のパッケージをインストールする。以下は、gnomeの設定のメモ ⚙の引用である。 パッケージのインストール 私は普段 fcitx5 を常用しているので、それらをインストール。 # 通常はこれだけ入れればうまく行くかも yay -S fcitx5 fcitx5-mozc fcitx5-input-support fcitx5-configtool # なんかうまく動かないと思ったらここらへんも確認してみるといいかも yay -S fcitx5-qt fcitx5-gtk fcitx5-anthy 関連するページ gnomeの設定のメモ ⚙ 参考にしたサイトとか Visual Studio Code - ArchWiki https://wiki.archlinux.jp/index.php/Visual_Studio_Code (2025年4月12日) Wayland - ArchWiki https://wiki.archlinux.jp/index.php/Wayland#Electron (2025年4月12日) Using Fcitx 5 on Wayland - Fcitx https://fcitx-im.org/wiki/Using_Fcitx_5_on_Wayland (2025年4月12日)

April 12, 2025

Systemd スクリプトを実行するサービスのテンプレート

この記事を作った動機 systemd を使って何かしらスクリプトを実行したい(例えば、自動的にネットワークドライブをマウントする)ときとかあるのですが、そのたびに検索したり過去に書いたスクリプトを漁るのは面倒なので、自分用にメモ書きのテンプレを置くだけです。本当にただの自分用テンプレなので、説明とかは全然していません。 テンプレ スクリプトの実行 最小構成だと、Exec周りは、ExecStartだけでとりあえず動かすことができる。 [Unit] Description=a systemd service run a script. After= [Service] WorkingDirectory= Type=simple User=root ExecStartPre= ExecStart= ExecStartPost= ExecStopPre= ExecStop= ExecStopPost= Restart=on-abort [Install] WantedBy=multi-user.target プログラムの常駐 こちらも、最小構成だと、Exec周りは、ExecStartだけでとりあえず動かすことができる。ただ終了が強制終了になってしまうので注意する。 [Unit] Description=a systemd service run a script. After= [Service] WorkingDirectory= Type=forking User=root ExecStartPre= ExecStart= ExecStartPost= ExecStopPre= ExecStop= ExecStopPost= Restart=on-abort [Install] WantedBy=multi-user.target After= の設定 以下のようにして、どのサービスなどのあとにサービスを実行したいか、参考になると思われる。 systemctl list-units 参考にしたサイトとか systemd.service man ページ(2025年4月2日) systemd man ページ(2025年4月2日) ...

April 2, 2025

Samba を設定するメモ

この記事を書いた動機 ssh サーバ (sshd) の設定のメモ の設定についてメモを書いたのと似たような動機で、sambaについても書いていく。疲れたので、説明も簡素に、とりあえずどんな設定にしているのかおいておくことにする。 ちなみにこれら設定は、プライベートネットワークでしか使うことを想定しておらず、外部に公開されるようなサーバでは使えない、セキュリティーホールになりえる設定になっている可能性が大いにあるので、注意する。 /etc/samba/smb.conf # ネットワークドライブ名 [data] comment = data folder # ファイル共有する場所を指定 path = /Path/To/ShareFolder browsable = yes writable = yes guest ok = yes read only = no force create mode = 0777 create mask = 0777 # 全体共通の設定項目 [global] min protocol = SMB2 max protocol = SMB3 Workgroup = WORKGROUP netbios name = dataserverName log file = /Path/To/LogFile/%m.log log level = 1 wins support = yes domain master = yes ユーザの追加 ついでなので、samba のユーザの追加方法についてもよく忘れるので記録を取る。 ...

February 7, 2025

ssh サーバ (sshd) の設定のメモ

この記事を書いた動機 最近、サーバーをセットアップする機会があって、sshd に関して最低限どんな設定をしていたか、忘れていたということがあった。そこではいちいち調べていたが、今後同じようなことがあったときのために、適当に記録しておくことにした。 ちなみに、今回以下に示す設定項目については、sshd のデフォルトの設定状態から、変更または追加した部分についてしか書いていない。使う linux ディストリビューション次第では、パッケージマネージャからインストールされる sshd のデフォルトのコンフィグの設定が地味に違う可能性があるので注意する。 /etc/ssh/sshd_config # Include drop-in configurations Include /etc/ssh/sshd_config.d/*.conf ... # ルート(管理者権限を持ったアカウント)でログインさせない PermitRootLogin no # 公開鍵によるユーザ認証を許可する PubkeyAuthentication yes # パスワードによるユーザ認証は許可しない PasswordAuthentication no # 多分これはなくても ".ssh/authorized_keys" が公開鍵の保存場所としてデフォルトで認識されるが、今回は明示的に示している AuthorizedKeysFile .ssh/authorized_keys ... 関連性のありそうな記事 Samba を設定する 参考にしたサイトとか 今回は自分のサーバの設定を見て、適当にどういう解釈で設定しているか記録を取っただけなので、特になし。

February 7, 2025

Httpd で https://ドメイン名/Icons が意図しない所へ飛ばされ、正常に画像を表示できない。

この記事を書いた動機 httpd で公開している Web サイトのドキュメントルートに、icons というフォルダーを配置し、画像を扱おうとするとうまくいかないことがある。httpd デフォルトでは、事前に設定され用意された icons の方を参照してしまい、タブのアイコンや、画像とかが正しく表示されない。それで、二回も同じことにぶつかったというのもあり、メモを取ろうと思った次第。 イメージ 設定前の様子 設定後の様子 httpd の設定 iconsのaliasは以下のようになっている。 /etc/httpd/conf/extra/httpd-autoindex.conf ... Alias /icons/ "/usr/share/httpd/icons/" <Directory "/usr/share/httpd/icons"> Options Indexes MultiViews AllowOverride None Require all granted </Directory> ... この alias を無効化するには、以下のように設定をコメントアウトして、httpd-autoindex.conf を読み込まないようにするだけで良い。 /etc/httpd/conf/httpd.conf ... # 変更前 # Fancy directory listings Include conf/extra/httpd-autoindex.conf ... # 変更後 # Fancy directory listings # Include conf/extra/httpd-autoindex.conf ... 参考にしたサイト How to disable the indexing of the ‘icons’ directory in your Apache HTTP Server | Our Code World https://ourcodeworld.com/articles/read/1437/how-to-disable-the-indexing-of-the-icons-directory-in-your-apache-http-server (2025年1月29日) linux - How do I remove the Apache “/icons/” and “/icons/small/” folder alias? - Super User https://superuser.com/questions/1713548/how-do-i-remove-the-apache-icons-and-icons-small-folder-alias (2025年1月29日)

January 29, 2025

https通信をプライベートネットワークで使いたい

この記事を作った動機 私はプライベートネットワークにおいて、自分のためだけのサービスをhttpプロトコル経由で利用できるようにしているが、拡張機能とかの作成にあたり、httpsじゃないと不都合が生じるようになったことがきっかけで、https化に苦労することになり、もう嫌だということでこの記事を書くことになった。 例えばyoutube上で動作する拡張機能が、自分だけのためのサービスが動いているhttpサーバをバックエンドとして使うことを考えると、http通信とhttps通信が一つのWebページを表示するために混在してしまうために、ブラウザ側で通信がブロックされたリ、騒がしいエラーが出てきてしまい、非常に不快な思いをすることになる。 前提としていること 参考程度に前提条件とかも書いておく。 httpdを使っている。 opensslパッケージがインストール済み すでにhttpdを使っていて、ブラウザでなんか表示できる状態にある。 あくまで個人用など、閉じられた環境において、https通信を実現したいと考えている。 このブログの様な、大っぴらに公開されているWebサイトには使えない手法であることを理解している。 https通信の実現方法 証明書を作る HTTPsを実現するために、mkcertコマンドを使って証明書を作成するが、どんな証明書が必要が一応自分の理解の範囲であり、間違っているかもしれないが、簡易的に書いておく。必要そうな証明書は以下のとおりである。 サーバ自体を証明する証明書 各httpサーバとかのためにサービスごとに個別に用意される証明書 この中で、サーバと通信するパソコンがインストールしているべき証明書は、「サーバ自体を証明する証明書」の証明書の公開鍵であり、「各httpサーバとかのためにサービスごとに個別に用意される証明書」の公開鍵ではない。 mkcert コマンドのインストールを行う 私は arch linux を使っているので、以下のようにパッケージマネージャを利用した。 yay -S mkcert # たぶんリポジトリの分類がExtraにあるので、pacmanでもインストールできる # pacman -S mkcert mkcertの初期化を行う サーバ自体を証明する証明書の作成を行う。 mkcert -install # 証明書が保存された場所を調べるためには以下のコマンドでできる。基本的にmkcert -installを実行したユーザのホームディレクトリのどこかにある。 # mkcert -CAROOT # /home/username/.local/username/mkcert # 自分の環境だとこのような出力が得られる。 httpサーバ用の証明書を作る 次に以下のようにして、httpサーバが動いているドメイン名やIPアドレスを引数として、サービス用に証明書を作成する。この証明書は今回の場合であれば、httpdサーバの443番ポートを経由して、通信しているブラウザ等に送られることになる。 # コマンドを実行したファイル内で証明書の公開鍵と秘密鍵ができてしまうため、一応作業用のフォルダを作っている。 mkdir ./sslLocal/ cd ./sslLocal # 各httpサーバとかのためにサービスごとに個別に用意される証明書を作成 mkcert mydomain.name ipAddr # ドメイン名やIPアドレスなど複数指定できるらしいが、自分はとりあえずドメイン名だけにしてた。 # あっ、mydomain.nameやipAddrとかは適宜読み替えてください httpdが使う証明書を配置 私は以下の様にして、httpサーバ用の証明書を配置した。 # 証明書を作成したディレクトリへ移動 cd ~/sslLocal/* # ファイル内容を確認し、証明書の公開鍵と秘密鍵があることを確認する。 ls -rw-------⠀username⠀1708⠀Nov 4 02:06:02⠀⠀mydomain.name-key.pem -rw-r--r--⠀username⠀1452⠀Nov 4 02:06:02⠀⠀mydomain.name.pem # httpdのconfigがあるところに、証明書を置いておく場所も作る。 sudo mkdir /etc/httpd/conf/ssl # 署名書を作成したフォルダまで移動する。 cp ~/sslLocal/* /etc/httpd/conf/ssl/ httpdの設定 ssl通信に必要なモジュールを読み込む。 ...

November 4, 2024

gnomeの設定のメモ ⚙

この記事を書いた動機 ただの自分用のよく使う設定集としてのメモ。基本的にgnome標準で付いてくると思われるgsettingsコマンドを使う。 環境 細かいことは書かないけど一応 gnome wayland Xwayland no X11 4kなどの高解像度ディスプレイ gnome の有効化(一応) gnomeのディスプレイマネージャーを単にsystemdのサービスとして起動時に立ち上がってくれるように有効にするだけ。Windowsで言ったら、logonui.exeかみたいなやつに近い気がする。 systemctl enable gdm トラックパッドの設定 物理ボタンではなく、タップしている領域で右クリックか判定しているトラックパッド用の設定。 gsettings set org.gnome.desktop.peripherals.touchpad click-method 'areas' ウィンドウのボタン 最大化、ウィンドウモードとかのボタンなどのWindowsでは標準の機能がデフォルトで無効になっているので、有効にする。 gsettings set org.gnome.desktop.wm.preferences button-layout ":minimize,maximize,close" スケーリングの設定 スケーリングとか、gnomeの実験的な機能として現在(2024年10月27日)組み込まれている機能を有効化する。よくバグる。 # 125% とかもっと細かいスケーリングを有効にできる。ある程度は実用できる段階に体感では感じるが、Xwaylandのアプリが思いっきりぼけてしまう。 gsettings set org.gnome.mutter experimental-features "['scale-monitor-framebuffer']" # Xwayland で動くアプリがぼけないようにする、欲張り設定。中途半端な125%とかの設定と併用すると、変にウィンドウが特定の領域でしか反応しなくなるなど、バグが多い。 gsettings set org.gnome.mutter experimental-features "['scale-monitor-framebuffer','xwayland-native-scaling']" ちなみに、Xwaylandの「xwayland-native-scaling」などは、以下のサイト(githubのmutterのリポジトリ)で設定値の存在を確認できる。 https://github.com/GNOME/mutter/blob/main/data/org.gnome.mutter.gschema.xml.in 例えば、こんな感じで書いてある。何か気になるのがあったら、仮想マシンかなんかで使う前に試してみるといいかもしれない。 <schemalist> <flags id="org.gnome.mutter.MetaExperimentalFeature"> <value nick="scale-monitor-framebuffer" value="1"/> <value nick="kms-modifiers" value="2"/> <value nick="autoclose-xwayland" value="4"/> <value nick="variable-refresh-rate" value="8"/> <value nick="xwayland-native-scaling" value="16"/> </flags> カーソルの大きさ サイズの取得 gsettings get org.gnome.desktop.interface cursor-size サイズの変更 gsettings set org.gnome.desktop.interface cursor-size 12 設定のリセット gsettings list-schemas | xargs -n 1 gsettings reset-recursively fcitx5 日本語環境についても、いちいち調べるのはめんどくさいので、今日(2024/11/14)追記してみることにした。 ...

October 27, 2024