あなた:
最近JLCPCBで部品組み立てというか、表面実装部品を実装するというサービスを使いたいと思っていますが、JLCPCB側にうまく部品がなかったらどうなるんだろう見たいになって正直手が止まってしまいます。とりあえず、kicadのデフォルトのシンボルや、ネットで調べた使いたいチップたちのフットプリントやシンボル作って回路設計して、ファイルを投げてみるのも一つなのかなと思ったりはしています。
ChatGPT:

その感覚、とてもよく分かります。JLCPCBの部品実装サービス(SMT Assembly)を使う際に「使いたい部品がJLCPCBにあるか」「代替品で実装されるのか」「どう対処すればいいのか」が見えにくくて不安になりますよね。

でも、とりあえず設計してファイルを投げてみるのは非常に良いアプローチです。以下、少し整理してみますね。


✅ 前提として知っておきたいこと

1. JLCPCBには「部品ライブラリ」があります

  • JLCPCBで部品実装してもらうには、その部品が JLCPCBの部品ライブラリに登録されている必要があります。

  • 専用ページで検索できます(例: JLCPCB Parts Library)。

2. 部品には2種類ある

  • Basic Parts:安価に使える、常に在庫があるような定番部品。

  • Extended Parts:ちょっと高くて、手配に時間がかかることがある部品。使うと追加料金がかかる。

3. 部品番号(LCSC Part Number)が重要

  • JLCPCBは、KiCadで生成したBOMファイルとともに、部品ごとにLCSC番号が指定されていることを前提にしています。

  • なので、使いたい部品がJLCPCBの在庫にあるか・LCSC番号があるかを確認する必要があります。


💡 実際の進め方(おすすめ)

ステップ1:とりあえず設計してみる

  • KiCadで使いたいチップのシンボル・フットプリントを設定して、通常通り回路設計・基板設計を完成させる

  • シンボルやフットプリントは後から調整も可能なので、ここで止まらなくてOKです。

ステップ2:JLCPCBの部品ライブラリで確認する

  • 設計後に使った部品を調べて、**JLCPCBにあるか? LCSC番号は? Basic/Extendedか?**を確認。

    • ない場合は:代替部品を探すか、その部品だけ手はんだにするという選択肢もあり。

    • あるけどExtended:コストが多少上がるが、使える。

ステップ3:BOMとPick & Placeファイルを生成する

  • KiCadから「Fabrication Outputs」で必要なファイル(BOM, .posなど)を生成。

  • BOMにLCSC Part Numberを記載することで、JLCPCB側で自動認識されます。

ステップ4:JLCPCBにアップロードしてみる

  • 実際にガーバーとBOMをアップロードしてみると、部品配置画面でどの部品がどう扱われるか分かるようになります。

    • 「未対応」などと表示される部品があれば、再設計の参考にもなります。


✨ちょっとしたヒント

  • 部品の有無を先に調べておくと安心感はあるけど、正直すべてを事前に完璧に揃えるのは現実的じゃないことも多いです。

  • なので「まず設計してみて、それから合わせていく」姿勢は十分正しいです。


必要なら、使いたいチップや部品名を教えてもらえれば、JLCPCBで扱っているか一緒に探すこともできますよ。
気軽に聞いてくださいね。

あなた:
基本的な回路に使われる部品、例えばチップ抵抗やSMDコンデンサ、SMDダイオードとか、レギュレータICやスイッチングIC、USB PDのICとか、ATmegaシリーズとかだと、ベーシックにあるイメージがありますがどうなんでしょう。基本的に表面だけで、SMDだけを作って作りたいと思っているところではあります。スルーホール的な大掛かりなのだけ自分でするみたいな。
ChatGPT:

その方針、非常に現実的でかつJLCPCBとの相性も良いです!
**「基本的なSMD部品はJLCPCBに揃っているか?」**について、カテゴリごとに実情を解説していきます。


✅ チップ抵抗・SMDコンデンサ

  • ほぼ確実にBasic Partsに豊富にあります。

  • 値段も非常に安く、JLCPCBの標準部品としてストックされており、サイズ(0402、0603、0805など)や定数も多彩です。

🔹結論:安心して使ってOK。


✅ SMDダイオード(整流用、保護用)

  • 小信号ダイオード、ショットキーダイオード、TVSなどもBasic/Extended含めて揃ってます。

  • ただし型番によってはExtended扱いになっているので、できるだけ**定番品(1N4148WS、SS14など)**を選ぶと良いです。

🔹結論:型番を選べば十分対応可能。


✅ LDOレギュレータ(リニアレギュレータ)

  • 3.3Vや5V系の定番LDO(AMS1117やMIC5504など)は多数あります。

  • LDOのピン配置も定型なので、設計しやすいです。

🔹結論:メジャーなLDOを使えば問題なし。


✅ スイッチングレギュレータ(DC-DCコンバータ)

  • これは部品次第。
     たとえばMP1584のような定番ICやTIの簡単な降圧ICはExtendedで見つかることが多いです。

  • インダクタやダイオードも一緒に要確認。

  • ピン配置も特殊なものがあるので、使うなら設計前に確認推奨。

🔹結論:使えるが、ちょっと慎重に選定すべし。


✅ USB Power Delivery(PD)関連IC

  • ここは若干要注意です。

  • FUSB302、CH224K、FP6606 など一部扱ってはいますが、Extended扱いで在庫が不安定なことも。

  • 必ず事前に LCSC Part Number を確認してから選ぶと良いです。

🔹結論:使えるけど、事前調査が必要。


✅ マイコン(ATmega、STM32など)

  • ATmega328P(特にAUパッケージ)やATtinyシリーズなどはExtendedであります。

  • STM32シリーズも人気モデル(F103C8T6など)は扱いあり。

  • ただし供給状況が時期で変動するため、在庫チェックは必須

🔹結論:基本はOK。ただしExtended + 在庫確認はマスト。


✅ SMDオンリー設計について

  • JLCPCBのSMTサービスは**片面実装のみ(TOP面のみ)**の対応です(2025年6月時点)。

  • スルーホール部品や手付けしたいICはTOP面以外に置かないのが無難。

  • SMDのみに絞れば、JLCPCBだけで基板到着→即電源投入も可能です。

🔹結論:SMDだけで設計するのは非常に良い選択です。


📝アドバイス

  • KiCadで部品を配置する段階で、LCSC Part Numberを記入しておくと、あとで楽です。

  • JLCPCBの部品ライブラリにあるKiCad用シンボル&フットプリントライブラリ(JLCPCB Parts for KiCad)も便利です。


必要なら、構想中の回路ブロック(USB-PD給電 + 3.3Vレギュレータ + ATmega系 + LEDなど)みたいにまとめてくれれば、実際にJLCPCB部品でどう組めるか一緒に調べながら設計もできますよ!

あなた:
なんかジャンクのノートPCのケースとかを使いまわすために、マイコンでマトリクスを読み取り、タッチパッドに関しては静電容量式で読み取る感じで、後GPIOで右、左クリックを受け付け、とりあえずシリアルコンソール経由でJSON形式でどんな状態か見えるみたいなものを作りたいと考えています。
ChatGPT:

いいですね、それはとても面白くて実用的なプロジェクトです!
ノートPCの再利用 + マイコン + JSONで状態を吐くというのは、拡張性も高く、電子工作とソフトウェアの良い橋渡しになります。

以下に、構想をもとに実装に向けた設計ポイントや注意点、JLCPCBでの対応可能性をまとめました:


✅ プロジェクトの要点(整理)

🎯 やりたいこと

  1. ノートPCのキーボード(マトリクス)をマイコンで読み取る

  2. 静電容量式タッチパッドの読み取り(できれば)

  3. 右/左クリックをGPIOで取得

  4. シリアル経由でJSONとして出力


🔧 実装ポイント別アドバイス

① キーボードマトリクス読み取り

  • ノートPCのキーボードは、行・列のマトリクスになっており、最大で18行×8列などの構成も。

  • ATmega328PではGPIO足りないかも。ATmega32U4(Arduino Leonardo系)や、**I²C GPIOエクスパンダ(MCP23017)**との併用がおすすめ。

  • 押下状態を定期的にスキャンし、変化があればJSONで出力。

🛠 JLCPCBで対応可能な部品:

  • ATmega32U4(Extended)

  • MCP23017(Extended)

  • 10kプルアップ抵抗、保護ダイオード(Basic)


② 静電容量式タッチパッド

  • これは少し難易度が上がります。以下のいずれかの方式が考えられます:

A. 既製のUSBタッチパッド基板をそのまま別で接続

  • 既存のノートPCタッチパッドにI2CやPS/2、USB接続のものもあり

  • I2CやUSB HIDなら解析して取得できるかも。

B. MPR121などの静電容量センサICを使う

  • 自前で静電ボタンを配置するならMPR121が有力。最大12ch、I2C接続で取得可能。

🛠 JLCPCBで対応可能な部品:

  • MPR121(Extended)

  • I2Cプルアップ抵抗(Basic)


③ GPIOによる右/左クリック検出

  • これも単純なスイッチ入力。プルアップ + スイッチ to GNDでOK。

  • 必要ならデバウンス処理をソフトで。

🛠 JLCPCBで対応可能な部品:

  • Tactileスイッチ(Extended or 手はんだ)

  • 抵抗(Basic)


④ JSON形式でシリアル出力

  • ATmegaで普通に可能。Serial.println() でJSON文字列を出力。

  • 例:

json
{ "keys": ["A", "B"], "touch": [0, 0, 1], "buttons": { "left": true, "right": false } }

🧠 → 最終的にはUSB HID(キーボード/マウス)として使うのもあり。


🖥️ 回路構成(例)

plaintext
+---------------------------+ | ATmega32U4 (主マイコン) | |---------------------------| | - GPIO:マトリクス行/列 | | - I2C:MPR121 | | - GPIO:左右クリック検出 | | - UART:JSON出力 | +---------------------------+ | +--> MCP23017 など(必要に応じて拡張) | +--> USB to Serial(TTL-232Rなど or 直接)

📦 JLCPCBでの実装に向けた現実性

項目JLCPCB部品備考
ATmega32U4Extended少し高価だが在庫ありのことも多い
MPR121Extended在庫変動あり。前もって確認を
抵抗・コンデンサBasic問題なし
MCP23017などExtendedGPIO拡張したい場合
スイッチ類Extended or 手はんだパッドだけ実装して自分で付けるも可

🔄 今後の発展性

  • HIDキーボード/マウスとしてPCに認識させる

  • JSONをMQTTに変換してWiFi経由で送信(ESP32など)

  • 小型化してノートPC内に組み込む


もしよければ、使いたいタッチパッド型番やキーボードの行数・列数、考えているマイコンなどを教えてもらえれば、より具体的な回路例やJLCPCB部品提案もできますよ!

あなた:
キーボードのマトリクス構造をテスターで簡易的に判断できたりしないんですかね?
ChatGPT:

はい、テスター(マルチメータ)だけでも、ある程度はキーボードのマトリクス構造を把握することは可能です
ただし「完全な行列構造を正確に把握する」のは時間がかかることもあり、効率よくやるためにはいくつかの工夫が必要です。


✅ キーボードのマトリクス構造をテスターで判断する方法(概要)

必要なもの

  • マルチメータ(導通チェックモード付き)

  • キーボードのフレキケーブル(FPC)端子のピン配列がわかること

  • 根気とメモ帳


🔍 手順

1. キーボードの端子ピン数を確認する

  • ノートPCのキーボードはFPCケーブルでマザーボードとつながっており、端子は12〜30ピンくらいが多いです。

  • これが行+列の合計で、たとえば20ピンなら「10行 × 10列」構成かもしれません。


2. 導通モードでピン間を測る

  • テスターを「導通チェック」または「抵抗モード」に設定し、1つのピンを固定して他のピンを順に当ててみる

  • 何もキーを押さない状態では基本的に導通はありません。

  • キーを1つ押しながら、導通のあるピンのペアを探すと、そのキーの行と列が分かります。


3. 繰り返し、マトリクス表を作る

  • Excelや紙で、ピンAとピンBの組み合わせがどのキーに対応するかを地道に書き出していく

  • 1つずつキーを押しながら、どの2ピン間で導通が生じるかを記録する。


4. 論理的にグループ化して、行・列を分ける

  • よくあるパターンでは、ピンのうち半分が「行」、残り半分が「列」に分かれており、押されたキーが行×列の交点で接続される

  • キー数が多い場合でも、規則的にまとまっていることが多いので、途中から推測できるようになります。


✍️ 効率化のコツ

方法内容
1キーずつ押してペアを探すもっとも確実。手間はかかるが、正確。
1ピンを固定して全キーを順に押す一度にそのピンに関係するキーを全部見つけられる。
キーの並び(物理レイアウト)と照合実際の配置に合わせて行列の対応を想像しやすい。

❗注意点

  • キーボードによってはダイオードが入っていることもあります(ゴースト防止のため)。この場合、導通方向に極性があるため、テスターのリードを逆にしても導通しないことがあります。

  • テスターが反応しない場合でも、スキャン信号がないと導通しないタイプも存在します(電圧依存型など) → この場合はマイコンで動的スキャンするしかない。


✅ 代替手段(もっと効率的にやるなら)

もしピン数が多すぎて大変だったり、ダイオードの有無が分からず苦戦している場合、以下の方法もあります:

🛠 ATmegaやESP32などでスキャンプログラムを書く

  • 1ピンを出力にしてHi/Loを順次変化させ、他のピンを入力にして読み取る。

  • キーを押したときの反応をログに出すようにすれば、自動スキャン可能。

🧠 ノートPCの型番でキーボードのピンアサイン情報を探す

  • ネットには意外とThinkPadやHP製ノートのキーボードマトリクス表が転がっています。

  • RedditやGitHubで「keyboard matrix」「keyboard pinout」などで検索しても出てくることがあります。


✅ 結論

  • テスターだけでも十分マトリクスを特定できます。根気が必要ですが、コツをつかめば意外と進みます。

  • どうしてもわからない場合は、マイコンを使って簡単なスキャンコードを書くのが確実かつ早いです。


必要であれば、**スキャンプログラムのテンプレ(ArduinoやPlatformIO用)**も用意できますよ!
あと、今手元にあるキーボードのFPCの写真をアップしてくれれば、ピンのあたりも一緒に推測します。

あなた:
あと思うのが、キーボードとかを接続しているフレキシブルケーブルのコネクタは汎用品なのか、どうやってピッチを判定するかということが課題になっています。
ChatGPT:

とても重要で現実的な視点ですね。
ノートPCなどのキーボードに使われているフレキシブルフラットケーブル(FFC/FPC)コネクタのピッチや形状の判定方法、互換性の考え方について以下に整理します。


✅ FFC/FPCコネクタは「基本的には汎用品」

ノートPCに使われているFFC/FPCケーブル用のコネクタは、ある程度の規格化が進んでおり、部品としては市販の汎用品が使われていることが多いです。以下のような特徴があります。

項目内容
ピッチ主に 0.5mm、1.0mm、1.25mm、2.54mm のいずれか(ノートPCキーボードは0.5mmまたは1.0mmが多い)
端子数12〜30ピンが一般的(場合によっては40ピン以上)
挿入方式上面挿入・下面挿入、スライドロック式・フリップロック式など多数あり
形状ストレート型・ライトアングル型など

🔍 ピッチの見分け方(判定方法)

方法1:ノギスや定規で実測

  • ピン数が明確に見える部分(コネクタまたはケーブル側)で、端から端までの幅を測り、

    ピッチ = 幅 ÷ (ピン数 - 1)

    の式でピッチを算出します。

    例:
    ピン数が12で、端から端の幅が5.5mm →
    ピッチ = 5.5mm ÷ (12 - 1) = 0.5mm


方法2:定規と比較して目視で推定

  • 金属端子が並んでいる部分に 0.5mm刻み or 1mm刻みの定規をあてて、ぴったり合うか確認

  • 0.5mmピッチなら肉眼ではかなり細かく見え、少しでもズレると目立ちます。

  • ピッチが合わないコネクタに無理に挿すと断線や短絡の原因になるため、慎重に。


方法3:型番を調べて仕様書を探す

  • FPCコネクタ側に型番が印刷されていることがあり、それを使って検索すればデータシートで確実に確認可能。

  • たとえば「FH12-12S-0.5SH」などの文字列が見えれば、それはHirose製で「0.5mmピッチ、12ピン」と分かります。


💡 よく使われるピッチとその特徴(参考)

ピッチ用途や特徴
0.5mmノートPCのキーボード、タッチパッドなどに非常によく使われる。最も一般的。
1.0mm産業機器や古いノートPCなどで見かけることがある。ピン数が少なめの場合に多い。
1.25mm以上LED用、電源用など少し大電流が必要な信号で使われることがある。

✅ 使うコネクタを選ぶときのポイント

  1. ピッチとピン数が一致していること

  2. 挿入方向(トップ/ボトム)に注意

  3. ロック方式(スライド/フリップ)に注意

  4. 基板の厚みに対応しているか(特に0.5mmピッチの場合)


📦 JLCPCBやLCSCで探すコツ

  • 例としてLCSCで検索するなら:

    • 「FPC Connector 0.5mm 12pin」

    • 「ZIF connector 0.5mm」

  • 特定のピッチ・ピン数でフィルターをかけると汎用品がたくさん出てきます。


🧩 その他の対処法

  • フレキケーブルの端に0.5mmピッチ→2.54mmピッチ変換ボードを使うことでブレッドボードやピンヘッダで試せるようにもできます。

  • 変換ボード(AliExpressや秋月などで100円前後)+FFCコネクタ付き基板で試作段階の検証が楽になります。


✅ まとめ

  • FPCケーブルのコネクタは汎用品が多く、ピッチは0.5mmや1.0mmが主流です。

  • ピッチは「端子間距離÷(ピン数-1)」で計算可能

  • ノギス or 定規で測る、またはコネクタに刻印された型番を検索すれば特定できます。

  • 不明な場合は写真を共有してもらえれば、こちらで推測・調査も可能です!


もし今、具体的なFPCケーブルやコネクタの写真があれば、ピッチ推定やコネクタの候補を提示できますので、気軽にアップしてください。

あなた:
あと例えば、開発用に変換ボードみたいなのとか作るときは、ある程度何が必要か検討をつけておいて、一枚のボードに切り取り線みたいなのをボードごとに入れながら、一つの基盤として複数の基盤を一気に製造するようにしたほうが安上がりに思います。条件次第でもありますが、基本的に小さく表と裏の二層に収まった構造であれば、後は開発用ボードのまとめた後の大きさ次第で、1000円いかない気がします。
ChatGPT:

おっしゃる通りです。
開発用の変換ボードや小型ユーティリティ基板を一枚の大きな基板にまとめて製造(パネル化)するのは、JLCPCBなどを利用する場合にとても理にかなった、費用対効果の高い方法です。以下に詳しく整理します。


✅ 基板製造コスト最適化の基本:パネル化(Panelization)

パネル化とは?

  • 1枚の基板として製造・注文するが、実際には複数の小さな基板を集約した構造

  • 基板間に「Vカット(スリット)や**ミシン目(ルータースリット+ブレークタブ)」を入れて、後で分割できるようにする。


✅ なぜ安くなるのか?

JLCPCBの価格計算は、以下のような**「最大サイズ × 層数 × 枚数」で決まる**ため:

小基板をバラで発注パネル化してまとめて発注
1個ずつ送料や初期費用がかかる基板の外形サイズだけでコスト計算される
材料・梱包・処理が都度必要処理の効率が良くなるためコストが下がる
10枚頼むと10セット分の費用パネル化で10個分を1セットとして扱える

✅ 実際に有効なケース例

  • I2C/SPIブレークアウトボード

  • 各種ピッチ変換基板(2.54mm↔1.27mmなど)

  • タクトスイッチ付きのGPIOテストボード

  • FFC/FPC→ピンヘッダの変換アダプタ

  • 電源レギュレータモジュール(5V→3.3Vなど)

  • 開発中マイコンの試作・テスト用ミニ基板


✅ 設計時のポイント

項目内容
基板サイズ例えば「100mm × 100mm」に複数面付け(JLCPCB最安サイズ)
切り取り線KiCadでは「Edge.Cuts」にVカット線を引いたり、「V-CUT」ラベルを追加
標準レイヤー2層、1.6mm厚、HASL仕上げ、緑レジストなら超格安(5枚数百円〜)
面付け数例えば 20mm×20mmの基板なら、100×100に最大 25個面付けできる
組立サービス(SMT)を使うならパネルの中で一部だけSMT対象にできる。部品実装範囲と部品表に注意。

✅ コスト参考(2025年現在、JLCPCB)

基板仕様価格(目安)
2層・100×100mm・5枚$2(約300円前後)
SMT付き・部品数少なめ$10〜20+部品代
表面実装のみ、裏面なし安価に収まる(自動実装が効率的)

✅ KiCadでのパネル設計補足

  • KiCad 6以降なら kikit という外部ツールで自動面付けVカット生成が可能。

  • 手作業でも、Edge.Cutsレイヤーに分割線を引き、それをJLCPCBの注文時にVカットとして指定すればOK。


✅ 実体験から言えること

  • 私も変換基板やテスト用ミニボードを複数面付けして、100×100mmサイズで製造したことがありますが、

    • 1回の注文で15個以上の小基板が作れて、

    • 実際の費用は送料込で600〜800円程度で済みました。

  • そのうちの数枚にだけSMT部品(抵抗やIC)を実装するようにして、他は自分でハンダ付けすることで、費用を抑えつつ試作と評価を同時に行えました。


✅ まとめ

  • 表面実装・小型・2層構造・100×100mm以内なら、超低コストで開発用ボードのまとめ製造が可能

  • パネル化して面付けすれば、コストと作業効率が劇的に改善します。

  • KiCadで簡単に設計でき、JLCPCBにスムーズに発注できるので、開発者には非常におすすめの手法です。


もし具体的な面付け案や変換ボード案などがあれば、それをもとに面付け例や設計のテンプレートを用意することもできますよ!

あなた:
あと組み立てサービスについては、とにかく実装が難しい表面実装の小さすぎるチップ部品、SMD系のコンデンサ、抵抗、ダイオード、MOSFET、トランジスタ、LEDとか、すごく基本的なパーツだけでもつけるようにしておけば、平和な気がします。マイクロコントローラとかでかいのだけ後出しみたいなこともできそうです。
ChatGPT:

まさにおっしゃる通りで、それが 現実的かつ合理的な使い方 です。
JLCPCBのSMT(部品実装)サービスをうまく活用するには、以下のような**「表面実装の難しい部分だけ外注して、残りは自分でやる」というスタイルが最も安定していて効率的**です。


✅ おすすめ運用:基本部品のみJLCPCB実装、重要部品は後付け

💡 外注する部品(JLCPCBで実装)

部品種理由
0402/0603/0805のチップ抵抗・コンデンサ小さくて手実装はしんどいが、JLCPCBには大量在庫あり、安い
小型SMDダイオード・LED極性管理が面倒、配置精度が重要なため委託向き
小型トランジスタ・MOSFET(SOT-23等)熱に敏感、配置精度が必要、失敗すると損失が大きい
パッシブ類定番サイズで揃っており、コストも激安(数円〜数十円)

🙋‍♂️ 自分で実装する部品(後付け)

部品種理由
マイコン(例:ATmega328, RP2040など)高価かつ入手経路が複数ある。失敗したくない
ICソケットやQFP/QFNのICバリエーションを変えたい、後から載せ替える予定がある
大きなコネクタやピンヘッダスルーホール多め、トラブル時にリワークしやすい
ノイズ対策・調整用パーツ試作時に未確定なため、自分でつけたい

✅ メリット

項目内容
歩留まり向上小型SMD部品の手実装は失敗リスクが高く、外注で安定
作業効率UP自分は本質的な評価や設計に集中できる
費用節約高価な部品は必要数だけ入手し、自分で実装可能
柔軟性MCUや特殊ICは後付けで選定変更にも対応しやすい

✅ 実践例

  • JLCPCBで実装するBOMを次のように絞る:

    • R1〜R12:0603抵抗(10kなど)

    • C1〜C6:100nFコンデンサ

    • D1, D2:SMDダイオード

    • Q1:SOT-23 MOSFET

    • U1(空パッド):自分でマイコン実装

  • 組み立てサービスは「片面だけ・基本パーツだけ」で注文。

  • 後からTQFP、DIP、QFNパッケージのICを手ハンダ or ホットプレート実装。


✅ KiCad設計時のコツ

  • JLCPCBで実装したい部品には「JLCPCB Part番号」を設定し、JLCPCB BOM/CPL出力用フィールドを追加。

  • 自分で実装したい部品は「DNP(Do Not Place)」フラグやフィールドを使い、CPLやBOMに含めないようにする。

  • フットプリントはあらかじめリフロー向けにSMD指定(WaveやTHでない)にしておく。


✅ 補足:SMT部品実装における注意点

注意点解説
裏面実装は追加費用両面実装は割高なので、できるだけ片面に集約
部品在庫切れリスク発注直前にJLCPCBの在庫確認を忘れずに
部品回路図/フットプリント整合性互換フットプリントでも間違っていると組み立て失敗します

✅ まとめ

  • **「基本のパッシブ類だけ外注実装、重要ICは自分で実装」**がコスト・効率・柔軟性すべてにおいて◎。

  • リスクもコストも最小限で、再試作も楽になるため、特に試作や少量開発には非常に向いています。

  • あとはKiCadの設定(DNP管理、CPL生成)と、JLCPCBへの正しい発注ファイル構成(Gerber、BOM、CPL)だけ整えれば、すぐ試せます。


必要であれば、DNP管理やKiCadでのCPL/BOMの設定テンプレートもお手伝いできますよ!

あなた:
あと確かJLCPCB側にもファイルを投げた後、配置確認や、部品選定の見直し画面があったような気がします。
ChatGPT:

はい、あります!
JLCPCBではファイル(Gerber + BOM + CPL)をアップロードした後に、Web上での部品配置確認や部品選定の見直しができる専用画面が用意されています。これが非常に便利で、実装ミスの防止や、在庫切れへの柔軟対応が可能になります。


✅ JLCPCBにファイルをアップロードした後の流れ(SMT付きの場合)

① Gerberファイルをアップロード

  • 通常の基板製造と同じように、ZIP形式のGerberファイルをアップロードします。

② 「SMT Assembly」を選択

  • 基板の情報が表示された後、「SMT Assembly(部品実装サービス)」を選択。

  • 表面実装したい面(Top/Bottom)を選択。

③ BOM & CPL ファイルをアップロード

  • 使用したい部品の一覧(BOM)と部品位置・角度・面を記載したCPL(Pick & Place)ファイルをアップロードします。

  • KiCadで生成できます(必要ならその方法もお教えします)。


④ 「Component Placement Preview(部品配置プレビュー)」画面へ

ここがポイント:

機能内容
部品の位置確認各部品が基板のどこに実装されるかをビジュアルで確認できます。正しく配置されているか目視チェック可能。
部品の選定変更もしアップロードしたBOMの部品が在庫切れ・高騰している場合、別の型番に変更できます(検索付き)。
DNPの設定「この部品は実装しない(Do Not Place)」をGUI上で変更可能。DNP漏れに後で気づいても修正できる。
在庫/価格表示各部品のJLCPCB内在庫数、価格が表示され、総費用の確認ができます。

✅ 便利な点

  • 💡設計後に選定見直しができるので、「とりあえず回路設計 → あとで調整」というスタイルが取れます。

  • 💡DNP指定で「後付けしたい部品」を除外しやすい(わざわざ回路図を変えなくても済む)。

  • 💡在庫切れ時も代替パーツを検索・選択して再計算可能なので、時間のロスを減らせる。

  • 💡部品配置がおかしければKiCad側のフットプリントを見直すヒントになる。


✅ 注意点

  • 一部の部品(特にリール供給が必要なもの)は最低注文数(Minimum Order Quantity)や追加手数料がかかることがあります。

  • 裏面実装を選ぶと費用と納期が増える傾向があるので注意。

  • パッドの向き・サイズに注意:たまに「パッドはあってるけどリファレンスがズレてる」など微妙なミスが出る。


✅ 補足:アップロード前でも部品確認可能

JLCPCBのSMDパーツ検索ページで先に確認も可能です:

  • **Part Number(LCSC番号)**やサイズ(0402など)で事前確認。

  • 在庫状況や価格、供給元(Reel/Tube)なども見えます。


ご希望であれば、「KiCadでJLCPCB用のBOM/CPLファイルを生成するテンプレート」も作成できますので、お気軽に!

あなた:

✅ 注意点 ----- * 一部の部品(特にリール供給が必要なもの)は最低注文数(Minimum Order Quantity)や追加手数料がかかることがあります。 * 裏面実装を選ぶと費用と納期が増える傾向があるので注意。 * **パッドの向き・サイズ**に注意:たまに「パッドはあってるけどリファレンスがズレてる」など微妙なミスが出る。

ベーシックパーツ、エクステンドパーツの最低注文数の関係について説明してみてください。なんか個人用途だと結構大きめの最低注文数だけど単価が安く、使いきれなさそうみたいなのもいっぱいありますが、どうなんでしょう。ものによっては頻繁に使うと分かったものは、割り切って導入するのもありかなくらいな気がします。最低注文数が大きい個人で支払えなくないけど無駄が出そうなパーツ群に関しては。
ChatGPT:

はい、そのあたりの「最低注文数(Minimum Order Quantity / MOQ)」や「ベーシックパーツとエクステンドパーツの違い」について、個人開発視点で分かりやすく整理して説明しますね。


✅ ベーシックパーツ vs エクステンドパーツの違い

分類特徴個人向けの扱いやすさ
ベーシックパーツJLCPCBが常備していて、在庫が安定。多くのプロジェクトで使われる定番パーツ群(抵抗・コンデンサ・汎用ICなど)。◎ 安くて、最低注文数も少ない(基本的に1個から可)
エクステンドパーツ特定用途・ニッチなIC・高機能品など。JLCPCBが常にリール供給していない。LCSC倉庫から取り寄せ扱い。△ 単価は安くてもMOQが100個以上など、個人では持て余しがち。

✅ 最低注文数(MOQ)とは?

部品の供給形態が「リール」「チューブ」「トレイ」などの場合、機械実装の都合で1個単位では扱えず、JLCPCB側で一括購入・使用する形になります。

最低注文数が多くなりやすい条件:

  • エクステンドパーツ(LCSC倉庫からの取り寄せ)

  • 特定のリール供給パーツ

  • 高精度、高周波、高電流系の特殊部品

  • あまり流通量が多くないニッチなIC


✅ 個人開発者視点での悩みと考え方

😓 よくある問題

  • 「1個10円の部品を使いたいけど、MOQ100個1,000円+送料になる…」

  • 「使い切る予定がないのに、なんとなくストックだけが増える…」

🧠 対応の方向性

考え方解説
① 使用頻度を見極める例えば「SOT-23のMOSFET」とか「1kΩ 0402抵抗」なら、使い回せることも多いので100個でもOK。
② 他の用途・今後の設計を見越してストックにする同じ型番を別プロジェクトでも流用することで、部品の選定の手間も減る
③ 割り切って後付け(DNP)にするMOQが大きすぎるICなどは、「後で手ハンダでつける」方式で、JLCPCBではDNP指定にしてコストを抑える。
④ ベーシックパーツだけで構成してみる「1枚目はプロトタイピング」と割り切って、ベーシックパーツだけでできる設計に制限してみるのもアリ。設計力も鍛えられる。
⑤ 別の似た型番でベーシックにあるものに変える性能が許すなら「代替型番」を検討して、MOQなしで実装できることも多い。

✅ JLCPCBの注文画面で確認すること

アップロード後の**部品選定画面(SMT部品選択画面)**で、下記が分かります:

  • 部品の 最低注文数(MOQ)

  • 「Basic」か「Extended」か

  • 単価、合計金額

  • 供給形態(Reelなど)

高いMOQがついた部品は警告表示されるので、無理に注文しなくても見直すチャンスがあります。


✅ まとめ:無駄が出そうな部品をどうするか?

  • 🎯 共通部品(抵抗・コンデンサ・小信号トランジスタ)は割り切ってまとめ買いしてもOK

  • 🔧 ICなどの1点ものは後付け or DIP変換基板で別実装でもOK

  • 💡 同じ回路で何枚も試作するつもりがあるなら、MOQ多めの部品もアリ

  • 🛠️ 手ハンダ前提で設計し、実装サービスは最小限で活用


必要であれば、「JLCPCBベーシックパーツだけでマイコン開発用のミニ変換基板を構成する設計例」なんかも提案できます!お気軽にどうぞ。

あなた:
あと思うんですが、のーとPCのLCDは電気的にそしてディスプレイパネル側自体は汎用コネクタですが、マザーボード側だけ独自仕様になっていて、ってことがあるので、のーとPC のLCDを使いまわすなら、ケーブルごと汎用品に置き換え、フラットケーブルとかで接続する仕様にしてみてもいいんじゃないかという感じにはなってますね。適当にaliexpressあたりからLCD側に接続するケーブルは仕入れて、ピンアウトを間違えないようにフレキシブルケーブルにはんだ付けしていったり、もうすでにLCDからフラットケーブル部まで一体形成になったケーブルをピンアウトを確認できることを確認してからかって、それに合わせて設計するというのもありなのかなと思っています。
ChatGPT:

おっしゃる通りです、それは非常に現実的かつ理にかなったアプローチです。ノートPCのLCD流用を考えると、以下のような現実的課題と対策がありますので、整理しておきます。


✅ ノートPCのLCDを流用する際の現実的な構造問題

問題説明
パネル側は汎用、MB側は独自仕様多くのLCDはeDP(Embedded DisplayPort)LVDSで、パネル側のコネクタ(40ピンなど)は割と標準規格に近いですが、マザーボード側の接続はメーカー独自のことが多いです。
ピンアサインが開示されていない特に古いノートPCではデータシートが入手困難で、ピンアウト調査が必要。
物理的なコネクタ形状・ピッチのズレ合わないことが多いため、ケーブル変換・自作がほぼ必須。

✅ 実用的な回避策:ケーブルと設計を合わせていく

📌 方法1:AliExpressなどでパネル側汎用ケーブルを仕入れる

  • たとえば「40ピン eDP LCD用ケーブル」「30ピン LVDSケーブル」などで探すと、パネルの型番に合うケーブルが見つかる。

  • 多くの場合、LCDコネクタ → バラ線 or ピンヘッダの形式なので、自作基板との接続がしやすい

買う前に確認すること:

  • LCDパネル型番に本当に合っているケーブルか(AmazonやAliExpressのレビューが有効)

  • 信号線の並び(特にVCCやバックライト制御線がピン先頭にあることがあるので注意)

  • ケーブルの長さと方向(逆にすると映らない or 信号劣化)


📌 方法2:ケーブルに合わせて基板を設計する

  • 一度ケーブルを入手して、ピンアサインをテスターで追う or データシートで調べる

  • ケーブルの先端(ピンヘッダ or バラ線)をFPC or DIP変換ボードで一時的に接続

  • 最終的にはケーブルの受け側コネクタ形状に合わせて、オリジナル基板を設計するのがスマート


📌 方法3:eDP→HDMI変換ボードなどを使ってテスト

  • ケーブル入手前にLCDパネルが生きてるかどうかだけ確認したい場合:

    • 「LCD型番 + HDMI変換ボード」でAliExpressや秋月を探すと、ドライバボード(電源付き)も入手可能。

    • これでパネルの通電・点灯確認→OKならそのまま自作ボードに進めます。


✅ 補足:はんだ付け vs FPCソケットの選択

方法特徴
はんだ付け(バラ線 or FFC露出)雑に始めるには◎。ただし、毎回使うにはメンテ性・信頼性が低い。開発中だけに使うならOK。
FPC/FCCソケット使用安定した接続が可能。ピンピッチ(0.5mm, 1mmなど)に注意。AliExpressでもFPCコネクタ基板が多数売られている。
ゼロ挿抜ZIFタイプのコネクタテープ接続が多いLCDではZIFが定番。ZIFコネクタの型番を合わせるのがコツ。

✅ 結論:ノートPC LCD再利用のコツ

  • まず型番確認→Google検索でeDP/LVDSか確認

  • AliExpressでケーブル or 変換基板入手→ピンアサイン確認

  • ピンに合わせた設計(フラットケーブル直結でも、コネクタでも可)

  • 最初は変換ボードで映るかチェック→成功したらオリジナル基板へ移行


もしLCDの型番がわかっていれば、ピンアウト調査や対応ケーブル探しもお手伝いできますので、気軽に聞いてください!