You said:
一度簡単になったもの、抽象化され大雑把に捉えられるようになり、低い認知資源で処理されるようになると、あたかもそれが簡単になったかのような錯覚に陥る。その錯覚の影響により、具体的にしたり、細々とした小さなピースとして物事を分割しなくてもいいはずという考えが先行し、無理して大きく物事を扱うことによる弊害が、たくさん発生することになる。そうして失敗するということも多いように思う。
物事を高いクオリティでこなしたいなら、一つ一つの物事を余裕を持って取り組める必要がある。そのためにはやはり、どんなに簡単、単純だと思うことでも、一気にまとめてやるのは悪手になる。余裕を持って取り組める程度に、見下すことなく物事を分けられることが、一つ成功要因としてあることを感じる。
どうしても人は、物事をできることなら楽にすぐ済ませてしまいたいと考える人も多い。それ自体は悪いことではないが、そう思って無理をしてまで最適化をしようとすると、破綻してしまう。